こ

仏頂面に無精髭

“くわえタバコ”は欠かさない

口数は少なく

たまに一言話せば

“皮肉”しか言葉が出ない

一見強面で頑固そうだが

どこか“淋しげ”にもみえる

そんな梅太郎の親父は

身体が大きく

手の指は野球のグローブのように太い


親父:(三人を睨みつけ)

   また“ラーメン”か・・・・・

し〜〜〜〜〜ん

さっきまでの賑わいもどこえやら・・・・・

福太郎:今晩はm(_ _)m

親父:無視・・・・・・・

梅太郎と母も終始無言

親父は

当たり前のように

後ろ横から

梅太郎のスープをレンゲで“ひとすすり”・・・・・

特に表情を変える事はない

ちょっと気分がいいのか

親父:♫♪♪・・・・・小さく口笛♪♪♫・・・・・

そのまま二階にある自分の部屋へ・・・・

福太郎は小さい声で:梅ちゃんのお父さん機嫌悪いの?いいの?

同じく小さい声で梅太郎:よく分からん

           :ていうか、何を考えてるかさっぱり分からん

           :本当に俺の父ちゃんなんやろか?

笑いながら福太郎:そうかもねwwww

梅太郎:実は・・・・・・今日のラーメン、、、

   :父ちゃんのマネしたんや

福太郎:え?

梅太郎:その〜〜〜父ちゃん

   :よく一人で夜中に“インスタントラーメン”を食べてるんや

   :その父ちゃんが食べ終わった
   
   :いなくなった後、、、そ〜〜っと少し残った汁を飲んだんや

   :それが美味くて美味くて

   :それから何回か残り汁を飲んでは 
 
   :自分で何回も作ってるうちに

   :玉子を入れるタイミングや“麺のコシ”が分かってきたんや

   :ま〜〜実際は作ってるとこは見てないんやけど・・・

福太郎:は〜〜すげ〜〜〜そりゃすげ〜〜〜

驚いた表情で梅太郎:え?何が?

福太郎:梅ちゃんの父ちゃんもすげ〜〜けど

   :食べただけで真似出来るなんて、梅ちゃんすげ〜〜わ

照れながら梅太郎:そうかな?

『梅太郎本当美味しいよ』っと母

ちょっと前まで

“梅太郎父”が帰って来ただけで

静まり返った“食卓”も

直ぐに明るい雰囲気を取り戻した

梅太郎:あ!パンの注文忘れてた❗(家の手伝い)

福太郎:あ!俺も婆ちゃんの内職手伝わなきゃ❗

小学生とは思えぬ“勤勉”な二人だった

次回へ続く・・・・・